仕事も主夫もやったろやないかい！
「結婚24年目の50才過ぎたオッサンの迷いと決断」
妻と2人の子供との4人暮らし。普通に仕事をして終わったら真っ直ぐ家に帰る。楽しみは週末に友人と酒場を巡ってはしご酒をする事である何処にでも居るような平凡な生活の私だったんですが…
その日は突然にやってきましてん！！
去年のゴールデンウィークに妹が急性のウィルス性の心筋炎になって生死をさ迷いましてん。生存率が10％から20％と言われ集中治療室で全身に管を通した姿を見た時にはドラマを見ているみたいでしたわ。
意識不明の状態が何日か過ぎ、私の母親や妻が毎日の様に入院している病院に通い看病を続けましてん。
幸い命はとりとめましたが暫く入院しなければならないし、何時再発するかもしれないとドクターに告げられる。それから母親は毎日、妻は行ける時だけけども行って世話をする日々が続いたんですわ。
そして２か月後に退院の日となる。これで暫くは安心は出来ないけどホッと出来ると思ったら悪魔は許してはくれなかった。
母親が心労がたたったのか転倒して右腕を骨折。妻は急性膵炎で救急車で運ばれて入院となりましてん。
息子は高校受験を控えた大事な時期やし娘は大学生やけど料理も洗濯もしたことがないお嬢ちゃん(笑)
さてさてどうしたものか？
妻が入院している間の掃除、洗濯、朝昼晩の御飯とかお弁当とか。その他も振り込みとか今まで妻がしてた事は私がしなくては立ち行かない。けれども結婚してからは家事はしたことが無いし仕事も忙しくて休む訳にはいかない…
でもやるからには中途半端は嫌だし。
出来るのか？両立出来るのか？と迷いと葛藤が続いたが、やると決断したんですわ。
実際にやってみると想像以上に主夫業は大変(-_-;)
掃除は毎日少しずつすれば何とかなるが洗濯物は子供達の分は毎日大量に出てくるし干すのもめんどう(T-T)
でも、料理が一番大変だった。朝昼晩の御飯とお弁当をほぼ毎日作らなければならない。
朝は5時起きとなりましてん!!( ; ﾛ)ﾟ ﾟ
先ずは朝御飯とお弁当作り。朝御飯はお弁当の残りの
オカズで間に合わす事にした。
最初は簡単なオカズで我慢して貰いましてん。
そこから少しずつオカズの種類も量も増やした。
昼御飯は妻が帰ってくるまでは自分の食べる分だけなので簡単に済ましてましたが、たまにテストとか行事の関係で早く帰ってきた時にはしっかり作りました。
幸い、仕事場と自宅は自転車で20分位な上に昼休みが長いので自宅に帰って晩御飯の仕込みも出来ました。
最初は子供の事を考えて、ボリュームと濃い目の味を重視した簡単な男の料理的なメニューばかりだったが途中から同じ濃い目のメニューでも少し手がかかる物になっていった。
ハロウィンの時なんかはこんなのも(笑)
しかし、濃い目の味は飽きてくるし身体にも良くなさそうなので更に自分好みの煮物や味付けに変えていきましてん。
元来、凝り性なのと料理の味については酒場巡りで舌を鍛えてあるのが役に立つとは皮肉なもんですわ。
料理を作ってみて気がついた事何点かがあります。
①当たり前なのだが食費に当てれるお金が決まっていて、それが案外少ない。
②オカズ代は工夫次第で何とか節約出来るがお米代は節約しにくい。(ちなみに我が家は月に30キロ)
③お弁当のオカズってマンネリになりやすい上に弁当箱のサイズがあるので品数も難しい。
④肉よりも魚、特に刺身はお金がかかる。
⑤調味料や油って高い上に結構無くなるのが早い。
等である。②オカズ代は工夫次第で何とか節約出来るがお米代は節約しにくい。(ちなみに我が家は月に30キロ)
③お弁当のオカズってマンネリになりやすい上に弁当箱のサイズがあるので品数も難しい。
④肉よりも魚、特に刺身はお金がかかる。
⑤調味料や油って高い上に結構無くなるのが早い。
①の対策としては近所のスーパーは曜日によってお買い得品があるので毎日、昼と夜と覗いて昼はお買い得品を買っておいて冷凍保存をしたり、夜は2割合や半額シールを張って有るヤツで必要なモノなら買う。
②の対策としてはパンが安い日に買っておいて朝御飯をサンドウィッチやホットドッグ風を作って米の消費を減らす。
③の対策としては冷凍食品を上手く使ったり小桜などの見映えがする物も使ったりSNSで勉強する。
④⑤の対策としては安売りやお買い得になってる時に買う。
である。
さて、家事を初めて半年以上経った今はどうなってるのかと言うと…
妻は退院してきているが再発する可能性も高いらしいし再発したら胆嚢を取らないといけないので掃除は分担し、洗濯はお願いしているが料理は全て私が続けている。
ニンニク醤油やピクルスを作ったり工夫している。
味噌汁や卵料理を混ぜたりして工夫している。
単純な料理でも見映えを工夫してみる。
苦手で殆どしなかった揚げ物にも挑戦。
たまには贅沢や変わり種を作ってストレス解消。
そして一番重きを置いて続けているのが健康を考えての野菜料理や魚料理。
ピーマン肉詰めや
鰯の煮付けなんかも。
ちゃんと腹わたも取ってますよ(笑)
お陰様で妻は膵炎の再発も発作もないし、驚く事には
私の体重も10キロも減って友達に糖尿か癌と違うのかと言われる始末だが肥ってた時よりも肩凝りや腰痛も軽減し、胃の痛みや目眩も無くなり絶好調ですわ。
私は今まで就職や転職、結婚と人生の転機で迷い決断を繰り返してきた。今回の事は他人にとっては大した迷いと決断ではないかもしれないが50才を過ぎた私にとっては大きな決断だったし今の所、勝利していると思っている。
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